「Fanimal × わんシェフ」対談

「どんなドッグフードが良いのでしょうか?」(連載第2回目)

良いフードを知るプロジェクト #2

2018/9/19


今回は、“ドッグフード選び”について、
また、“ドッグフードの歩みと問題意識”について、
“人とペットの健康をサポートする“(株)Fanimalのフード事業部ディレクター福原氏(以下、「福原」)に、犬の手作りごはん専門のレシピサイト「わんわんシェフ見習い中」を運営する(株)コラビー代表の瀧谷(以下、「瀧谷」)が話を伺います。

(全6回目の2回目 : #1からの続き /  #3#4#5 、 #6 へ続く)


フード選びはむずかしい?(前回#1からの続き)

瀧谷: 昔のフードで結構不安に感じていたのが、すごく安かったこと。最近はそうでないものも増えていますし、ある一定の価格以上のものが安心ってことなんでしょうか?

福原: まぁそれもありますし、正直な裏話をすると、“フードの価格”に影響するのは工場の稼働率なんですね。同じものを24時間製造し続けることができて、同じ原材料を大量に調達できると当然価格は安く抑えられます。工場の稼働率が高く、かつ原材料のロス率が低いですから。
一方で製造ラインの切り替えが多かったりしますと都度清掃が必要になり、必然的にラインの切り替えにかかる人の工数がかかりますね。また、調達する原材料のボリュームが少ないと原材料を安価に仕入れられません。価格に影響でるわけなんです。

瀧谷: どんな原材料を使っているかの差は大したことないですか?

福原: はい、そこはもう工場の稼働率によるところとくらべれば、さほど影響はないと思います。生産量が多いところは原材料も安く仕入れられますので、そういう意味では原材料コストの違いも出てくるとは思いますが。

瀧谷: としたら、いっぱい売れているメーカーさんはどんどん良い食材に変えていってほしいですね。

福原: なので、たぶん大手のプレミアムフード、例えばMarsであったりネスレはそれなりの原材料を使いながら安く仕上げられているのが実際のところかなと思います。

瀧谷: 複雑になってはいるものの、フード自体のクオリティが全体的に上がってきているわけで、グレインフリーやアンセストラルなんて言う流れが次から次へでてくるのもそのためには必要なのかもしれませんね。
そもそも、そうやって犬とペットフードは歩んできたわけですし。

福原: はい。

ペットフードの歩み、、、歴史ある食品?


福原: 日本でロングセラーペットフードの代表格は「ビタワン」ですね。日本最初のペットフードです。1960年から販売しています。
ちなみにドッグフードの始まりは、1860年にアメリカ人のジェームス・スプラットという人が犬用のビスケットを開発したのが最初です。きっかけはイギリスの船乗りの食事。当時の船乗りの食事は保存の効く塩漬け肉やビスケットが主流だったそうですが、航海が終わるたびに波止場に捨てられていたビスケットを野良犬が食べているのを見て発案したのが始まりです。最初はイギリスで事業化されました。

瀧谷: 人用の保存食がきっかけですね。

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