犬の食事について○○じゃなきゃいけない!ということはありません。
(犬と人は一万年以上前から一緒に暮らしていますが、ドッグフードの歴史は約100年です。)
「ドッグフードじゃないと栄養バランスが崩れないか?」との声を良く聞きますが、栄養バランスの基準に絶対はありません。人の食事と同じく、色々な食材や栄養の摂取が望ましいです。
犬の手作りごはんでは、「肉(魚)、ご飯など、野菜」の3種類を概ね同じくらいずつの食事を意識しましょう。
ドッグフードには、非常にお手軽で総合栄養食というメリットがあります。
それに対し、手作りごはんの主なメリットは、以下のようなものがあります。
・食材を自分で選ぶので、安心・安全な材料の食事を作ることができる
・ほとんどの手作りごはんは、水分が非常に豊富です。水分摂取量が増えると代謝が促進され、老廃物の排泄を助けます
・愛犬への愛着が増します。愛犬が喜ぶし、愛犬との一体感が増します。
さらに詳しくは「なぜ?手作りごはん?」のページもご参照ください。
現状ではなんともいえないと思います。
手作りごはんで病気が治る場合もあるし、治らない場合もあると思います。病気治癒との確かな関連性を見出すことは簡単ではないと思います。
もちろん、涙やけ・毛やけが改善する、痩せる、アレルギーが改善するなどの声や話もあると思いますが、深刻な病気に関しては、動物病院にて診療してもらう必要があると思います。
はい、作れます。人の普段の食生活と同じように気軽に考えましょう。
作り方もまずは「肉(魚)、ご飯など、野菜」の3種類を概ね同じくらいずつの食事を意識すれば大丈夫です。 ただ、犬は人間と同じくいろいろな食材・栄養から健康を保ちますが、人間と異なる部分もあります。 以下の食材は犬に与えないほうがいいといわれています。下記の食材が原因で重大な健康上の問題を抱えた症例は多くないかも知れませんが、 万が一ということもあります。あげないようご注意ください。
- ・タマネギ、ネギ、ニラなどのネギ類
- ・ジャガイモの芽
- ・チョコレート、ココアなど
- ・生の卵白
- ・ニンニク
- ・生のタコ、イカ、エビ、カニ
- ・コーヒー、緑茶、紅茶
- ・香辛料
- ・加熱した鶏の骨など、消化器官を傷つける可能性があるもの
犬の手作りごはんはドッグフードに比べれば手が掛かるものです。気軽に始めて気軽に続けることがポイントです。
「知っておきたい手作りごはんの基本」ページもぜひご参照ください。
はい、塩分は人のごはんよりも控えめにしましょう。ただし、塩分を与えてはいけないということではありません。
犬にも塩分は必要です。(ドッグフードにも入っています)また、塩分量も十分に水分摂取が行われていれば排泄されますので過剰に気にする必要はありません。特に手作りごはんでは水分が豊富ですので心配は少なくなります。
ある程度硬いものや噛み応えがあるものを食べないと歯やアゴが弱くなるという考えに基づくものと思います。
そういう意味では、ドライフードでも十分ではないかも知れません。手作りごはん、ドライフードに関らず、チューインガムやジャーキーなどを噛むものを適度に与えましょう。
手作りごはんは水分量が多いため、おしっこが増えます。
獣医さんにおしっこが増えた事実だけを伝えると病気の可能性を指摘されるかもしれませんので、手作りごはんで水分摂取量が増えていることも伝えましょう。
また、ドッグフードから手作りごはんに変えた直後は、身体が慣れるまでの過程で便がゆるくなることがあるといわれています。 但し、例えば「元気がなかったり食欲不振を伴う下痢をしている」など、菌等の悪い要因に基づく下痢の場合は注意が必要ですので動物病院に相談してください。